思い出の名機を現役に! 眠っていた古いリグで今話題のデジタル通信『FT8』を始めよう「第2章」

第2章:10分で終わる「手抜き」のススメ(ACC・USB直結だけで始めるFT8)
昔のデジタルモード(SSTVやRTTY、初期のPSK31など)をご存知のOMの皆様。
「FT8を始めるには、またあの頃のように、600Ωのトランスをハンダ付けして、
「フォトカプラでPTT回路を組んで、パソコンの裏の3.5mmジャックとリグのACCを
 スパゲティのように配線しなきゃいけないのか……?」と身構えていませんか?
断言します。今は、そんな苦労は一切不要です。
Office-Kが提案する「FT8ハードウェア構築」は、驚くほど手抜きです。
配線は、大きく分けてたったの「2系統」。わずか10分で完了します。

系統①:周波数制御(CI-V / CAT通信)の接続
リグとパソコンに周波数をリアルタイムで連動させ、送受信の制御を行う「CAT通信」の配線です。


使用する部材:[CI-V CATインターフェースケーブル(usbciv001.html)] 1本。
つなぎ方:
USB端子を、パソコンのUSBポートに挿す。
反対側の3.5mmミニプラグを、リグの背面にある
「REMOTE(CI-V)」端子 に挿す。これだけです。
WSJT-Xとリグの周波数がパチパチと瞬時に同期します。

系統②:音声(AF)の送受信の接続
パソコンとリグの間で「FT8のピーピー音」を行き来させます。

USB オーディオ 変換アダプタ

8ピン DINプラグ 2個セット

8ピン DINプラグ 2個セット

DINプラグは、お使いのリグの取説を参照してチョイスしてください)
「パソコン側のボリューム設定を細かく弄るのが面倒」「リグの過入力(ALC)が心配」
というOM様の悩みを一発で解決するため、Office-Kでは 「C + VR の直感アナログ制御」 を推奨しています。
C(コンデンサ)によるDCカット:
パソコンとリグの直流(DC)成分を完全に遮断。高電圧の回り込みからマイコンやPCを100%保護します。

VR(可変抵抗)による手元での
楽々ボリューム調整:
WSJT-Xの送信音量や受信感度を、いちいちWindowsのややこしい音量ミキサーを開いて調整する必要はありません。手元のボリュームつまみ(可変抵抗)を指先でクイッと回すだけで、
ALC(過入力防止)や受信感度の最適値に
一瞬で合わせられます。

系統③:PTT(送信制御)の接続 送信のスイッチをON/OFFする配線です。

USB-TTL変換ケーブル

USB-TTL変換ケーブルから出力される信号を、
トランジスタ1本でリグの「SEND(PTT)」ラインに直結。
PCが送信状態に入った瞬間、静かに、
かつ確実にリグが送信へと切り替わります。

系統②系統③をまとめて、ブレッドボードミニに配置した、部品配置図を示します

ブレッドボードミニ

【10分で完了する、実戦配備】
CI-Vケーブルを挿す。
音声・PTT一体型ケーブルをリグのACC(またはマイク端子)に挿す。
これだけで、昔なら1日がかりだったFT8のハードウェア配線は、お茶を飲みながら完了します。
「昔のユニバーサル基板との死闘は何だったのか……」と、
呆れるほどの簡単さを、ぜひご自身のシャックで体感してください。