【FT8ソフト連携編】
【1クリック全自動】手抜きで始める快適FT8!JTAlertの自動起動チェーン構築マニュアル(eQSL対応)
こんにちは、Office-Kのかわちゃんです。
FT8の素晴らしい世界に挑戦しようとした際、多くのOM様が最初に「うっ…」と頭を抱えてしまう壁があります。
それは、
「毎回、交信を始めるたびに4つものソフトウェアを手動で立ち上げるのが、面倒臭い!」 という問題です。
1. WSJT-X(FT8の送受信ソフト)
2. JTAlert(重複交信やアワードの優秀なナビゲーター)
3. JT_Linker(ログの仲介役)
4. Turbo HAMLOG(お馴染みの電子ログ帳)
これらを1個ずつデスクトップからカチカチと起動し、交信が終わったらまた1個ずつ閉じていく……。
「もっと手抜きで、楽に始める方法はないのか?」
あります。
今回は、印旛沼無線クラブ様の素晴らしい実践ノウハウ(動画 watch?v=33F5rfX4J3E)をリスペクトし、「JTAlertを1クリックするだけで、すべてのソフトが芋づる式に自動起動し、閉じる時も全部一瞬で自動終了する」という、究極の手抜きフルオート連携の構築手順を徹底解説します!
- 1クリック全起動の心臓部:「JTAlert」のAuto-Start設定
多くの人が別売りの「一括起動ランチャー」などを探しますが、実は JTAlertの標準機能(Auto-Start) だけで、すべてが完璧に自動起動・自動終了できます。
【自動起動の設定手順】- JTAlert を起動し、上部メニューの [Settings] > [Manage Settings] を開きます。
- 左側のツリーメニューから、[Applications] ➔ [Auto-Start] を選択します。
- ここに、起動させたいソフトの「保存場所(パス)」を登録していきます。
○ WSJT-Xの登録:
[Browse] を押し、ご自身のパソコン内の wsjtx.exe を指定します。
○ JT_Linkerの登録:
同じように、JT_Linker.exe の保存場所を指定します。
○ Turbo HAMLOGの登録:
HamLogw.exe の保存場所を指定します。
【ポイント!】
各ソフトの登録欄の横にある 「Start Close」(または終了連動)のチェックボックスにチェックを入れます。
これをオンにすることで、「JTAlertを閉じた(終了した)瞬間に、WSJT-Xも、JT_Linkerも、HAMLOGも、すべて道連れにして自動で綺麗に終了する」 という魔法のような挙動になります。
- 交信からログ登録までの「全自動バケツリレー」の設定
起動が自動化できたら、次は「交信完了 ➔ HAMLOGへ即時自動入力」のバケツリレーを設定します。
【JT_Linkerの設定(橋渡し役)】- JT_Linker を起動し、[Setup] ボタンを押します。
- 画面内にある「HAMLOG」の設定項目で、ご自身のパソコンに入っている HamLogw.exe のパス(保存場所)を正しく指定します。
【JTAlertとJT_Linkerのドッキング】 - JTAlert の [Manage Settings] を開きます。
- 左メニューの [Logging] ➔ [JT_Linker] を選択します。
- 「Enable JT_Linker logging」 にチェックを入れます。
これだけで、配線はすべて完了です!
【交信の実際の流れ】
• デスクトップの 「JTAlert」のアイコンをダブルクリック します。
• ➔ 数秒のうちに、WSJT-X、JT_Linker、HAMLOGが次々と自動で立ち上がります。
• ➔ FT8で交信が完了し、WSJT-Xで「Log QSO」ボタンを押すと、一瞬でHAMLOGの入力ウインドウに相手データが自動転送され、保存されます。
• ➔ 運用を終えたい時は、JTAlertのウインドウを閉じるだけで、すべてのソフトが静かに自動終了します。
- eQSL(電子QSLカード)への即時自動アップロード設定
この快適な連携に、さらに eQSLへの自動発行(自動アップロード) を組み込みましょう。
実は、仲介役である JT_Linker には、標準で「eQSL自動送信機能」が搭載されています。
【eQSL自動設定の手順】- JT_Linker の [Setup] を開きます。
- 右側にある [Web Upload] タブ、または [eQSL] の設定項目を開きます。
- ご自身の eQSLのアカウントID(コールサイン)とパスワード を入力し、「Auto Upload」(自動アップロード)にチェックを入れます。
- これを設定しておくだけで、QSOが成立してHAMLOGにデータが書き込まれたのと同時に、裏側でインターネットを通じてeQSLへのデータ転送も完了します。